最近小出しにしている、ランドローバーのコアなお話です。
ランドローバー車はなぜ重いかに始まり、渡河浸水を確保しながら社内の静粛性を確保しているなどなどお話をしましたね。
今回は本当にレアなケースですが、なんと!!DEFENDERのルーフライニング(屋根の内張りですね)を取り外しました😛
ルーフには5本の補強材パネルが取り付けられており、リヤゲート開口部にはぐるりと一周頑丈なモノコックフレーム!!
※ご案内画像はスライディングルーフなし車両です。
これが極限環境向けに開発した「D7x」アーキテクチャー!!
軽量アルミニウムモノコックボディ!!
実は従来のラダーフレーム構造と比較して約3倍のねじり剛性を確保しているんです🦾
このアーキテクチャ驚く事に本当に凄くて、オフロードの走破性だけでなく、オンロードでの走行性能も非常に高いです!!
最初の画像に無数の丸い点がありますが、アルミボディの為リベットで取り付けてあります。
航空機などと同じ工法です🛩️
特筆すべきはリベットの数です!!
ルーフやリヤ周りをこれ程までに補強している車両も珍しいですよね!!
以前10トンダンプに低速で追突されても全く損傷がなかったとか話を聞いた事があります・・・
画像を見てお気付きになったかと思いますが、ルーフライニングに配線が張り巡らされていますよね。
この配線ルームランプだけでなく、ノイズキャンセリングシステムがついているんです!
2020年以降のランドローバー車で(※注、モデルにより有無がございます)車内から上を見上げると、丸いメッシュのカバーがありますよね。
そこからロードノイズと逆相違の音を出して車内を静かにしているんです。
DEFENDERでゴツゴツしたタイヤなのに車内が静かな理由はこれです🤫
RANGEROVERやRANGEROVERSPORTSで「シグネチャーサウンドシステム」をオプション選択していただくと、アクティブノイズキャンセリングが搭載されます。
詳しくは後日・・・
もう少し小出しにさせてください🤭
👌ここで豆知識👌
UK本国(United Kingdom)では、休日になるとルーフキャリアに荷物を載せ、牽引トレーラでバカンスを楽しむ文化があります。
現行のDEFENDERではルーフの最大積載量が300kg!!※キャリア等含まれません※
RangeRoverEvoqueでは牽引トレーラ最大重量が車両重量と殆ど同じ2トン!!
DEFENDERなどでは3トン(原動機により2.7トン)!!
ただ重いだけではなく非常に頑丈な構造なんです。